西郷どん あらすじ ネタバレ 第29回
「三度目の結婚」
8月5日日曜日に放送。
かの"禁門の変"での奮闘ゆえの薩摩の汚名返上、戦なしの長州征伐成功の吉之助(鈴木亮平)は、1年分ぶりの薩摩帰還。 藩主・島津茂久(長田成哉)からの絶賛とともに側役へ...。
国父・島津久光(青木崇高)も容認余儀なく側役として焦燥昂る一蔵(瑛太)に、吉之助は告白。 幕府に日本国任せられず、長州征伐が徳川家の脅威とする薩摩と長州の双方共倒れの策謀、として...。
しかし、一蔵は反論。 薩摩は幕政参加の願望ゆえ、万一他藩からの離反ゆえの孤立化なら、長州の二の舞、と。
残念だが単身行動のみ、と吉之助は傍の川の鰻獲りでの戯れの子どもたちのところへ...。
無邪気な戯れの吉之助と子どもたちを遠くから微笑む糸(黒木華)への、一蔵からの眼差しに気付かぬまま...。
西郷家では、弟・吉二郎(渡部豪太)が園(柏木由紀)という女子の娶り。 身重とあって、妹・琴(桜庭ななみ)が手伝い、皆それぞれ忙しさ昂じてか、西郷家の大黒柱としての嫁取りを、吉之助に肉迫...。
翌朝早々には、嫁希望の若い女子たちの殺到、吉之助には返す言葉のないまま...。
しかし、女子の列の中から、赦免ゆえ沖永良部島から帰還の川口雪篷(石橋蓮司)との再会。 吉之助は喜びいっぱいに...。
ただ、約12年以上遠島の雪篷には、もう家も家族もない。 慮って家に招くも、相変わらずの破天荒ぶり。 集まった嫁希望の若い女子たちを追い払いゆえ混迷へ...。
奄美大島の妻子あって本妻にできぬ事情の理解ながら、琴も吉二郎も熊吉(塚地武雅)までも、嫁取りの哀願。 吉之助の困惑深まる一方...。
翌日、突然の呼び出しゆえ鶴丸城登城の吉之助は、3年前に必死で中止決定のはずの参勤交代復活という幕府からの厳命を、久光からの伝達。
久光は苦々しき表情。 たやすく長州屈服ゆえ、幕府から傲慢との思い込み昂じさせたとして...。
咄嗟に吉之助平伏。 涙ながら久光に謝罪。
久光は困惑しつつ、一蔵に参勤交代中止撤回に向けての朝廷交渉と京への出立厳命。
不審察した一蔵へ、吉之助曰く、近く幕府は再度の長州攻略の予感。 万一の場合長州側加担すべし、久光翻意のためならば、媚び売るし偽りの涙流すとのこと。
翌朝、一蔵は京へ出立...。
吉之助が福岡経由の京出立の日真近の中、満寿(美村里江)に連れられ糸と父・岩山直温(塩野谷正幸)が出世祝いの酒と鯛を携え来訪...。
一蔵から妻・満寿を介しての計らいだった。 西郷家の皆はじめ雪篷までも乗り気、吉之助と幼なじみかつ糸の初恋相手だけに互いに困惑の中...。
糸は、子のできぬままの離縁を理由に、吉之助の嫁にふさわしくないと、家を飛び出してしまった。
改めて吉之助は岩山家訪問。 子のことは天に任せようと糸に求婚するも、自身への憐れとして糸は受諾せず。
吉之助は切々と告白。 女子を憐む暇なし、日本中の新たな天変地異の試みだけに。 一蔵には無理解であれ、糸ならば途方もない自分の夢を理解の予感が...。
糸は優しく受諾。 が、死だけは嫌、と。
翌朝、旅姿の吉之助が甲突川の橋の上を進む中、糸が呼び止めて告白。 家で帰りを待っている、嫁として新しい国を一緒に見たい、ふつつか者でも受け止めてほしい、と。
吉之助は笑顔で感謝。 踵返し、糸からの強い檄を背に、京への旅立ちへ...。
岩山糸を演じる黒木華、より深く魅せてくれる予感が...。
2017(平成29)年5月13日土曜日から7月8日土曜日まで全8回放送の髙田郁原作・藤本有紀脚本のNHK土曜時代ドラマ『みをつくし料理帖』の主人公・澪のごとく...。
常に信じて待ってくれているという実感と安堵ほど、より心強いもので...。
特に、澪が毎回登場の趣向を凝らした料理の作り方を毎回最後に披露するかのごとく...。
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